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センター全体の基調講演が、3月12日の午後1時〜3時と13日の午前9時半〜11時半に、総合研究棟B棟110にて行われました。 部門長による5部門の研究戦略に関する講演と、物材研の韓礼元先生による次世代太陽電池に関する講演が行われました。 参加者は77名でした。 基調講演をお願いした韓先生は、色素増感太陽電池のエネルギー変換効率の世界記録を2回マークした研究者で、色素増感太陽電池のノウハウを活かして、ペロブスカイト型太陽電池のエネルギー変換効率を着実に上げておられます。
また、3月12日の午後3時半以降と13日の11時50分〜午後1時には、宇宙史国際研究拠点と環境エネルギー材料研究拠点に分かれて、それぞれ総合研究棟B棟110 と112で、パラレルセッションが行われました。 宇宙史国際研究拠点セッションでは、理化学研究所、広島大、国立天文台、東北大、および筑波大からの講演者により、素粒子、原子核、宇宙分野で推進している大型プロジェクトの現状と将来計画、及び、宇宙史研究に関する実験観測成果、検出器開発現状が報告されました。 環境エネルギー材料研究拠点セッションでは、有機系太陽電池と触媒を機軸した研究の学理と応用に関する広範なテーマの講演が行われました。 本融合科学センターのコンソーシアムにおける共同研究の現状等の報告と、それらに関する活発な議論がなされ、宇宙史研究と環境エネルギー材料研究の推進にとっ て実りの多い研究会となりました。
CiRfSEワークショップに続けて、3/13の午後には、4分野のミニ研究会も開催されました。
CO2還元触媒ワークショップ(日本表面科学会主催)は、3月13日午後1時30分~4時30分に、総合研究棟B棟112で開催されました。参加者は37名で、内訳は、学生10名、企業13名 、研究所3名、大学教員・研究者11名でした。二酸化炭素の化学的転換に大きな関心が寄せられました。均一系触媒によるギ酸合成、不均一系触媒によるメタノール合成および光触媒によるCO2還元について講演があり、これらのホットトピックスについて活発な議論がありました。
「南極からの天文学」研究会は、3月13日午後2時~5時30分に、総合研究棟B棟108において開催されました。 参加者は約15名でした。 近い将来での南極天文の推進に必要な特に輸送や基地建設、望遠鏡建設の技術的検討を行い、大変有効でした。
ミニ研究会「宇宙背景ニュートリノ崩壊探索」は、3月13日午後2時~5時30分に、総合研究棟B棟107で開催されました。JAXA/ISAS、福井大、近畿大からの参加者4名を含む13名の参加者によって、宇宙背景ニュートリノ崩壊探索実験のための検出器開発、実験設計の現状が報告されました。それについて活発な議論がなされ、実験準備進展にとって実りの多い研究会となりました。
Mini-workshop on high-temperature and high-density quark nuclear matter at J-parc, RHIC and LHC energieは、3月13日午後2時~5時30分に、総合研究棟B棟302で開催されました。 参加者は約15名でした。茨城県東海村のJ-parc加速器を用いた高密度核物質研究の現状に関する報告があり、さらに大学院生が各自の研究状況を報告しました。
ワークショップとミニ研究会については、ワークショップのホームページも御覧下さい。
分野横断的な研究交流の一助となることを目指し、互いの研究分野の相互理解を推進する場として、第二回数理連携サロンが2015年2月10日 火曜日 15:15-17:30 筑波大学第一エリア 自然学系棟D509 において行われました。 今回は「超伝導検出器」「準結晶」をキーワードに3名の講師を招きました。14時45分から15時15分までと17時15分 から18時まで tea timeも用意しました。
アイデア:2,3人ができるだけ予備知識なしで理解できるような話をし、互いの研究を理解し合おうというのが目的です。講演前後の tea time で日頃めったに会えない研究者の話が聞けるかもしれません。自分とは遠い分野の話であっても気軽にご参加ください。もしかしたら研究のヒントになるかもしれませんよ。
大久保先生は人間の意志・判断までこめた計測の問題の現在の発展、山本先生・秋山先生は準結晶に関して物理と数学の立場からその基本的考え方の解説をされました。どの話題も初心者にも考慮を払われた大変興味深いお話でした。
連携サロンのページもご覧ください。
第1回運営協議会が開催されました。
また、18:00からSoup Factoryにて、運営協議員も交えて、センター構成教員の懇親会・忘年会が行われました。
クォーク・核物質部門の国際テニュアトラック着任予定のオリバー・ブッシュさんによる、ALICE実験におけるQuark Gluon Plasma中でのジェット物理に関するセミナーを予定しています。興味をお持ちの方は是非ご参加下さい。
逆問題研究推進室では、分野横断的な研究交流の一助となることをめざし、数学と他分野の相互理解を推進するため、数理連携サロンを企画し、その第一回を総合研究棟B0110で開催しました。
毎回、2,3人ができるだけ予備知識なしで理解できるような話をし、互いの研究を理解し合おうというのが目的です。講演の前後の tea time では日頃めったに会えない研究者にあってもっと普段は聞けない話がきけるかもしれません。自分とは縁遠い話でも虚心坦懐に耳を傾ければ案外自分の研究に結びついてくるかもしれません。実はこれが秘めたる目的です。
の講演が行われ、出席者数はそれぞれ40名、35名、28名でした。 筑波大学内の研究者のみならず、高エネルギー研、産総研からも参加をいただき、 tea time では、挨拶に留まらない、内容に立ち入った議論が行われました。 今後もこの連携サロンを充実していきたいと考えています。
磯崎先生 | 西堀先生 | 遠藤先生 |
プレゼンテーション ファイルなどは、連携サロンのページをご覧ください。
宇宙電波望遠鏡の検出技術に着目し、これをナノの世界を観察する顕微鏡に応用してヘテロダイン走査トンネル分光計測法という新しい局所精密計測手法を開発しました。この方法により、これまで困難であったテラヘルツ波の信号やノイズレベルの強度しかない微弱信号を原子レベルの空間分解能と高いエネルギー分解能で検出することが可能になりました。
9月29日13時から、国際会議 Tsukuba Global Science Week 2014 (TGSW2014)の宇宙進化・物質起源(Universe Evolution and Matter Origin)セッションを大学会館特別会議室で開催しました。
このセッションは、筑波大学数理物質融合科学センター宇宙史国際研究拠点が目指す、素粒子・原子核・宇宙物理学の融合による宇宙史の統一的理 解を飛躍的に推進させるために、多数の海外研究者を含めて宇宙史研究の情報交換と議論を行うことを目的として開催されました。約20名の外国 人研究者(招待講演者5名)を含めて80名を超える研究者が参加し、約5時間にわたって研究内容の講演と活発な議論が行われ、宇宙史研究推進 に向けて実りの多い研究会となりました。 招待講演者の中には宇宙史コンソーシアムのCERN研究所代表者とソウル大学代表者が含まれています。
プレゼンテーション ファイルやセッションの詳細は、宇宙史国際研究拠点ページをご覧ください。
9月1日14時から、筑波大学数理物質融合科学センターの発足式を大学会館国際会議室で開催しました。
14:00 - 17:00 | センター発足式 | 大学会館 国際会議室 | |
17:30 - | 記念パーティー | Soup Factory | |
筑波大学第1エリア 1A棟2階 |
このセンターは、筑波大学が目指す国際的に存在感のある研究大学への強化方策の一環である学術センターの一つとして、数理物質系に発足したもので、物質の本質の統一的理解を数理的手法によって進める世界的研究拠点を形成し、宇宙史の統一的理解と、環境エネルギー材料の研究による新物質の創出を飛躍的に推進させることを目的とするものです。
発足式には、永田学長を初めとする学内関係者、産業技術総合研究所、物質・材料研究機構、高エネルギー加速器研究機構の研究者等、約100人が参加し、学長の挨拶に始まり、金谷センター長からセンター概要の説明、センター関係者から宇宙史国際研究拠点、環境エネルギー材料研究拠点及び逆問題研究推進室において推進する研究内容の紹介が行われ、将来の重点センター化に向けたキックオフとなりました。
発足式資料 (pdf):
永田学長 挨拶 | 金谷センター長 | |
受川教授 | 守友教授 | 磯崎教授 |
また、17時30分からは、発足記念パーティーが開催され、永田学長、岡田高エネルギー加速器研究機構理事、佐藤産業技術総合研究所触媒化学融合研究センター長らも出席され、和やかに懇談が行われました。
天使 は "CiR" の文字あそびですが、2つの拠点と推進室が協働して数理物質科学の新展開をめざす姿を表しています。(金谷)
筑波大学
数理物質系
〒305-8571 茨城県つくば市天王台1-1-1 |