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構成員会議・成果報告&交流会は、センターの活動状況と将来に向けての方針を構成員(構成教員+連携教員+構成研究員)で審議する場であるとともに、各分野の研究トピックスと最新成果を相互に共有し、融合研究の可能性を自由に議論・意見交換する場を目指しています。多くの方にご参加いただき、活発な議論によって部門間の交流を促進できればと思います。なお、センター長による全体報告+審議以降の成果報告&交流会はセンター構成員以外にも公開です。
09:00-10:00 | 久野成夫 | センターの活動報告(全体) | ||
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ここから公開(構成員以外の方は、これ以降にご参加ください。) | ||||
10:00-10:30 | 中村浩二 | (KEK) | 新型半導体検出器(LGAD)の開発状況と今後 | |
10:30-11:00 | Jonghan Park | Heavy flavor measurements in ALICE and future prospects | ||
11:30-12:00 | 桐原崇亘 | 初代星近接原始星連星の合体機構 | ||
12:00-12:30 | 伊敷吾郎 | Gauge theories and matrix models | ||
12:30-13:00 | 大野浩史 | Sparse modeling approach to extract spectral functions from Euclidean time correlators of lattice QCD | ||
13:00-14:00 | lunch | |||
14:00-14:30 | 廣瀬茂輝 | LHC ATLAS実験Run 3の状況と最新物理結果- ヒッグス精密測定を中心に- | ||
14:30-15:00 | 山本 卓 | 近傍星形成銀河における分子ガス形態の定量的・統計的解析 | ||
15:00-15:30 | 石山博恒 | (理研) | 宇宙での元素合成過程とRIBFでの不安定核の質量測定 | |
16:00-16:30 | 武内勇司 | Hf-STJ development for COBAND - I-V characteristics studies - | ||
16:30-17:00 | 小関知宏 | 南極テラヘルツ干渉計向けた開発 | ||
17:00-17:05 | 受川史彦 | まとめ |
世話人:江角晋一
コロナ禍で延期となっていた、三明康郎先生(2020年3月筑波大学退職、筑波大学名誉教授、TCHoUクォーク・核物質研究部門特命教授)の退職記念祝賀会、最終講義、及び関連研究会を開催しました。
三明康郎先生は、高エネルギー重イオン衝突の物理において、長年、世界の第一線でご活躍され、また筑波大学においては副学長として大学の研究を強力に牽引されました。
プログラムの詳細や講演資料は、上記URLをご覧ください。
世話人:中条達也
世話人:久野成夫
Qiye Shou is a tenured associate professor at Fudan University. He received his Doctor of Science degree in 2015 from the Shanghai Institute of Applied Physics (SINAP). After completing the postdoctoral research at CCNU and serving as an assistant professor at SINAP, he joined Fudan University in 2019. His primary research focuses on heavy-ion collisions, studying the properties of the Quark-Gluon Plasma (QGP), such as anomalous chiral effects, collectivity and exotic particles. He has previously worked on the RHIC-STAR experiment and currently works on the LHC-ALICE, serving as the (deputy) leader of the ALICE Shanghai group, the flow PAG coordinator and the contact person of the China T2 cluster.
世話人:江角晋一
世話人:飯田崇史
「雙峰祭」の企画「つくば研究紹介」で、11/4 (日), 11/5 (月) に、宇宙史研究センターの研究活動紹介(ブース展示)を行いました。
素粒子構造研究部門の武内勇司准教授,原和彦研究員,連携教員の中村浩二助教(KEK)が指導している今村友香さん(博士前期課程2年生)が、2023/9/16-19に仙台で開催された日本物理学会第78回年次大会で、学生優秀発表賞を受賞しました。
素粒子構造研究部門の飯田崇史助教が指導している大森 匠さん(博士前期課程2年生)が、2023/9/16-19に仙台で開催された日本物理学会第78回年次大会で、学生優秀発表賞を受賞しました。
詳細は、筑波大学の広報ページをご覧ください。
同日の17時から懇親会を兼ねて野性の森でBBQを行いました。
世話人:飯田崇史
筑波大学50周年記念イベントの一環で、以下の国際ワークショップを開催しました。センターの活動紹介とともに、関連分野において国内外で活躍されている方々を招待し、講演を行っていただきました。
10:00-10:05 | Yasuteru SHIGETA | (Vice President, Univ. Tsukuba) |
Opening Address | |
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10:05-10:10 | Nario KUNO | (Director, TCHoU) | Introduction to TCHoU | |
10:10-10:20 | Yuji TAKEUCHI | (TCHoU) | Division of Elementary Particles | |
10:20-10:30 | ShinIchi ESUMI | (TCHoU) | Division of Quark Nuclear Matters | |
10:30-10:40 | Nario KUNO | (TCHoU) | Division of Antarctic Astronomy | |
10:40-10:50 | Akira OZAWA | (TCHoU) | Division for Development of Photon and Particle Detectors | |
11:00-11:40 | Nami SAKAI | (RIKEN, Japan) | Quest to understand the chemical origin of the Solar System | |
11:45-12:30 | C. S. LIM | (Phys. Soc. Japan) | The physics of neutrinos: Dirac vs. Majorana | |
14:00-14:40 | Takashi KOBAYASHI | (KEK/JAEA, Japan) | Particle and nuclear physics at J-PARC | |
14:45-15:25 | Paul HO | (EAO, Taiwan) | Imaging of black hole shadow from the Arctic region | |
15:50-16:30 | Paolo GIUBELLINO | (GSI, Germany) | The Universe in the lab: current and future science at GSI/FAIR | |
16:35-17:15 | Nigel LOCKYER | (Cornell Univ., USA) | Accelerators: What they are good for | |
17:20-17:35 | Fumihiko UKEGAWA | (TCHoU) | Closing remarks |
世話人:久野成夫
橋本拓也助教(南極天文学研究部門)が、日本天文学会2023年秋季年会において「ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡とアルマ望遠鏡の最強タッグで、最遠方の原始銀河団を捉えることに成功」の記者会見を行いました。
橋本拓也助教とスペインのJavier Álvarez-Márquez研究員(スペイン宇宙生物学センター)を中心とする国際研究チームは、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡とアルマ望遠鏡を使った観測により、最も遠い131.4億光年かなたにある原始銀河団の中でも、とくに銀河が密集している大都市圏に相当する「コア領域」を捉えることに成功しました。多くの銀河が狭い領域に集まることで、銀河の成長が急速に進んでいることが明らかになりました。さらに研究チームはシミュレーションを活用して大都市圏の姿の将来予想をしたところ、数千万年以内には大都市圏が1つのより大きな銀河になることを明らかにしました。銀河の生まれと育ちに関わる重要な手がかりとなることが期待されます。
詳細は、プレスリリース資料や筑波大学の広報ページをご覧ください。
本多俊介助教(南極天文学研究部門)が、国際電波科学連合総会, 19 - 26 August 2023, Sapporo, Hokkaido, Japanで、野辺山45m電波望遠鏡に設置した 100 GHz MKIDカメラを使った観測結果を報告した論文 "Commissioning Observations in 2022 with 100-GHz MKID Camera at Nobeyama 45-m Telescope" により、URSI GASS 2023 Young Scientist Award を受賞しました。
素粒子構造研究部門の飯田崇史助教が指導している鈴木尚紀さん(博士後期課程2年生)が、放射線検出器の開発と応用に関する研究会 SMART2023 で、優秀ポスター賞を受賞しました。
詳細は、筑波大学の広報ページをご覧ください。
世話人:飯田崇史
橋本拓也助教(南極天文学研究部門)らが、アルマ望遠鏡を用いて宇宙誕生後6億年後の時代の若い銀河をこれまでにない高解像度で捉えることに成功したことについて、記者会見を行いました。
掲載論文:"The 300 parsec resolution imaging of a z = 8.31 galaxy: Turbulent ionized gas and potential stellar feedback 600 million years after the Big Bang", The Astrophysical Journal, DOI: 10.3847/1538-4357/acd637
詳細は、プレスリリース資料や筑波大学の広報ページをご覧ください。
七夕の日にあわせて、天文・宇宙の専門家による「第13回 天文宇宙の七夕講演会」を行います。最先端の研究内容を、一般の方にもわかりやすく解説していただきます。
詳細は、ポスターをクリックしてください。
13:30- | 斉藤 俊貴 | (国立天文台特任助教) | 「銀河はみんな内弁慶~巨大電波望遠鏡が見る銀河の真の姿~」 | |
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15:00- | 矢島 秀伸 | (筑波大学准教授) | 「スーパーコンピュータで紐解く宇宙の歴史」 | |
16:30 | 終了 |
世話人: 久野成夫 (TEL: 029-853-5080, e-mail: kuno.nario.gt [at] u.tsukuba.ac.jp)
2023/03/03のニュースでお知らせした、飯田崇史助教(素粒子構造研究部門)の2023年 日本アイソトープ協会奨励賞の授賞式が、7/6に第60回アイソトープ・放射線研究発表会で行われました。
研究業績名:「48Caの極稀崩壊研究のための検出システムの高度化」
この賞は、放射性同位体及び放射線に係わる基礎並びに応用研究において、独創的かつ顕著な成果を挙げ、将来の利用拡大・発展への寄与・社会貢献等が期待される若手・中堅の研究者個人を顕彰するものです。筑波大学の広報ページでも紹介されました。
構成員会議・成果報告&交流会は、センターの活動状況と将来に向けての方針を構成員(構成教員+連携教員+構成研究員)で審議する場であるとともに、各分野の研究トピックスと最新成果を相互に共有し、融合研究の可能性を自由に議論・意見交換する場を目指しています。今回は久しぶりの対面になります。多くの方にご参加いただき、活発な議論によって部門間の交流を促進できればと思います。なお、センター長による全体報告+審議以降の成果報告&交流会はセンター構成員以外にも公開です。
終了後に懇親会がありますので、そちらにもぜひご参加ください。(担当:飯田崇史)
09:30-10:15 | 久野成夫 | センターの活動報告(全体) | ||
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ここから公開(構成員以外の方は、これ以降にご参加ください。) | ||||
10:30-11:00 | 飯田崇史 | PIKACHU実験による160Gdの二重ベータ崩壊探索 | ||
11:00-11:30 | 秋山進一郎 | Critical endpoint of (3+1)-dimensional finite density Z3 gauge-Higgs model with tensor renormalization group | ||
11:30-12:00 | 柴田和樹 | 棒渦巻銀河における分子ガスの運動と星形成活動性の関係 | ||
12:00-13:00 | lunch | |||
13:00-13:30 | 鈴木尚紀 | TCAD シミュレーションを用いた ATLAS 実験 SCT 検出器の放射線損傷の評価 | ||
13:30-14:00 | 安藤雄史 | 弦の場の理論と最近の進展 | ||
14:00-14:30 | 大久保孝祐 | RHIC Beam Energy Scan and Vorticity | ||
14:30-15:00 | 馬渡 健 | 最遠方成熟銀河への挑戦: 宇宙年齢500万年の時代の星形成活動への示唆 | ||
15:00-15:20 | break | |||
15:20-15:50 | GUERNANE, Rachid | (Grenoble) | ALICE upgrades for LHC Run 4 and beyond | |
15:50-16:20 | 佐藤構二 | ATLAS実験の最近の物理結果から | ||
16:20-16:50 | 大西哲哉 | (理研) | RIBFにおける元素合成解明に向けた大型実験装置の現状 | |
16:50-17:20 | 恒任 優 | (CCS) | 偏光画像で探る超大質量ブラックホールの降着円盤ージェット構造 | |
17:20-17:35 | 受川史彦 | まとめ | ||
18:00- | 懇親会(1A棟食堂 TSUKUBA TABLE) |
世話人:久野成夫
高校生を対象に、138億年の宇宙の歴史について解説しました。また、筑波大学宇宙史研究センターで行われている研究についても紹介しました。
5/27(土) | ||||
13:30-14:30 | 大須賀 健 教授 | 宇宙の進化とブラックホール | ||
14:45-15:45 | 受川史彦 教授 | 素粒子の質量とヒッグス粒子 | ||
16:00-17:00 | 武内勇司 准教授 | 宇宙背景ニュートリノへの挑戦 | ||
5/28(日) | ||||
13:30-14:30 | 江角普一 教授 | 初期宇宙におけるQGP相転移 | ||
14:45-15:45 | 久野成夫 教授 | 星、銀河の誕生と進化 |
世話人: 久野成夫
世話人:武内勇司
世話人:江角晋一
橋本拓也助教(南極天文学研究部門)が指導した浦遼太さん(2022年度に博士前期課程2年を修了)が、数理物質科学研究群群長賞を学位授与式にて受賞しました。研究成果が学術誌Astrophysical Journal から出版されました。
本年度の光量子検出器ワークショップ(TCHoU光量子計測部門)を開催します。Zoom接続はしますが、対面を基本とします。
シンポジウムは参加者32名(リモート参加10名をふくむ)を集め、原子核実験、宇宙観測、素粒子実験グループから合計9件の研究発表がされ、予定時間をほぼ一時間越える活発な議論となった。参加者に海外からの研究者がいるため、発表・質疑は英語で行い、一部の学生は説明に詰まる場面もあったが、良い経験・意見交換会となった。
世話人:原 和彦
2022年度のTCHoU素粒子部門ワークショップを開催します。本ワークショップは公開ですので,学生などTCHoU構成員以外の方へもご連絡ください。
世話人:武内勇司
クォーク・核物質研究部門の2022年度ワークショップを兼ねて、標記国際ワークショップを開催します。国内外の研究者を招待し、分野を横断する以下のトピックスについて議論します。
世話人:中條達也 (LOC)
世話人:受川史彦
素粒子構造研究部門の飯田崇史助教は、微弱な放射線の検出法の開発によって素粒子科学の発展に大きく貢献したことが評価され、2023年 日本アイソトープ協会奨励賞を受賞しました。
研究業績名:「48Caの極稀崩壊研究のための検出システムの高度化」
この賞は、放射性同位体及び放射線に係わる基礎並びに応用研究において、独創的かつ顕著な成果を挙げ、将来の利用拡大・発展への寄与・社会貢献等が期待される若手・中堅の研究者個人を顕彰するものです。授賞式と受賞講演は、第60回アイソトープ・放射線研究発表会会期中(7月5日~7月7日)に行われる予定です。
素粒子構造研究部門の飯田崇史助教は、代表で進めている波長情報を用いて粒子識別を行う新しいシンチレーション検出器の研究が評価され、令和4年度のコニカミノルタ画像科学奨励賞を受賞しました。
研究業績名:「放射線粒子の色を見る!革新的シンチレーション検出器の開発」
この賞は「光と画像」に関わる研究で、社会課題の解決に寄与する斬新な発想による挑戦的な研究に対し授与されるものです。
10:00-10:30 | 久野成夫 | 宇宙史研究センター全体活動報告 | ||
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10:30-10:45 | 久野成夫 | 南極天文学研究部門報告 | ||
10:45-11:00 | 武内勇司 | 素粒子構造研究部門報告 | ||
11:00-11:15 | 江角晋一 | クォーク・核物質研究部門報告 | ||
11:15-11:30 | 原 和彦 | 光量子計測開発部門報告 | ||
11:30-12:30 | 審議(非公開) |
前半の活動報告部分は、構成員に公開します。 また、運営協議会に合わせて各部門のワークショップもそれぞれ開催されます。
世話人:武内勇司
世話人:飯田崇史
素粒子構造研究部門の飯田崇史助教が代表を務めるシンチレータの発光波長の情報を用いた新しい粒子識別法の研究の成果について、プレスリリースを行いました。
シンチレータとは、電子などの荷電粒子がその内部を通ったときに光を放出する物質のことで、放出された光をシンチレーション光と呼びます。古くから放射線検出器として利用されており、最近では、中性子検出器として6Liを含むシンチレータが注目されています。6Liは熱中性子を吸収してアルファ線とトリチウムを放出しますが、これをノイズとなるガンマ線から分離できれば、中性子検出器として有望です。本研究グループは、Eu:LiCaIという結晶を用いた中性子検出器について、中性子とガンマ線などの粒子をより高精度に識別できる、シンチレータの発光波長の情報を用いた新しい粒子識別法を提案し、研究しています。
本研究では、Eu:LiCaIシンチレータを用いて、放射線の種類を変えた際にシンチレーション光の波長の違いをを調べました。その結果、中性子を照射したときとガンマ線と照射したときで、「フィルタ越しの光センサーの出力」と「フィルタ無しの光センサーの出力」との比が異なることを確認しました。これは中性子を照射したときは短い波長の光の割合が多いことを意味します。すなわち、波長情報による粒子識別技術の実証に初めて成功しました。この技術は、次世代の中性子検出器、さらにはさまざまな種類の放射線検出への応用が期待できます。今後、波長に違いが生じる理由について仮説の検証や、本技術を用いた放射線検出器の実用化を進めていくことを目指しており、これを応用した放射線の撮像技術を確立できれば、広く社会のイノベーション創出の基盤となることが期待されます。
詳細は、プレスリリース配布資料をご覧ください。
構成員会議・成果報告&交流会は、センターの活動状況と将来に向けての方針を構成員(構成教員+連携教員+構成研究員)で審議する場であるとともに、各分野の研究トピックスと最新成果を相互に共有し、融合研究の可能性を自由に議論・意見交換する場を目指しています。センター構成員は時間が許す限り参加をお願いします。なお、センター長による全体報告+審議以降の成果報告&交流会はセンター構成員以外にも公開です。
09:30-10:15 | 久野 成夫 | 全体報告 | ||
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ここから公開(構成員以外の方は、これ以降にご参加ください。) | ||||
10:30-11:00 | 中村浩二 | (KEK) | AC-LGAD 検出器の開発 | |
11:00-11:30 | 朝比奈雄太 | ブラックホール降着流の一般相対論的輻射磁気流体シミュレーション | ||
11:30-12:00 | 久野成夫 | 南極 30cm サブミリ波望遠鏡による銀河系内暗黒ガスの観測 | ||
12:00-13:30 | lunch | |||
13:30-14:00 | 松浦周二 | (関西学 院大学) |
ロケット実験 CIBER-2 による宇宙赤外線背景放射の観測 | |
14:00-14:30 | 森口哲朗 | 非対称核物質の理解に向けた不安定核の反応断面積測定 | ||
14:30-15:00 | 大野浩史 | 有限温度 QCD の相構造 | ||
15:00-15:15 | break | |||
15:15-15:35 | 西堀英治 | 放射光、X 線自由電子レーザーを使った物質科学研究における検出器利用の最適化 | ||
15:35-15:55 | 原 和彦 | Vertex2022 を終えて | ||
15:55-16:25 | 中條達也 | ALICE FoCal プロジェクト(現状と将来) | ||
16:25-16:40 | break | |||
16:40-17:10 | 村山洋佑 | (国立 天文台) |
Development of the 109-pixel NbTiN-Al hybrid MKID array for 100-GHz band astronomical observations | |
17:10-17:40 | 石橋延幸 | The Fokker-Planck formalism for closed strings | ||
17:40-18:10 | 佐藤構二 | ATLAS 実験の最近の物理結果 | ||
18:10-18:25 | 受川史彦 | 終わりに |
世話人:原 和彦
世話人:受川史彦
素粒子実験における衝突点検出器の開発に関する国際ワークショップVertex2022が、TCHoUの共催により、千葉県館山市の館山リゾートホテルで開催されました。今回で31回目の開催に歴史のある会議です。
宇宙史研究センター光量子計測器開発部門の原准教授は同会議のInternational Advisory Committeeメンバーで、今回ワークショップのLOC委員長を務めています。
会議の詳細はワークショップのホームページを御覧ください。
会議の写真と実施報告は、ここ を御覧下さい。また、専門家向けの報告は、HEPNews用記事 を御覧下さい。
世話人: 原 和彦
素粒子実験室M2の北 彩友海さんが、2022年秋季大会において日本物理学会学生優秀発表賞を受賞しました。発表題目「新型LGAD検出器(ACーLGAD)の電極細密化に関する研究」によるもので、昨年度に引き続いての受賞となりました。(2022年秋季大会受賞者一覧)
加速器実験では粒子の発生場所や軌跡を精密に測定することで、どのような反応が起きたかを知ることができます。素粒子のより精密な測定や新粒子の発見のためには、今後、反応頻度を上げることが要求されますが、それに伴い発生粒子数密度も飛躍的に大きくなり、そのような環境下でも粒子の軌跡を精密に計測できる検出器の開発が懸案になっています。従来は検出器の電極サイズを細かくして位置分解能を向上させることで対応してきましたが、北さんが属する素粒子実験グループ(研究代表は光量子計測部門の原部門長と連携教員のKEK中村氏)は時間分解能に優れた内部増幅機能をもつ新型検出器LGADを適用することで、時間+位置情報を併せ持つ4次元検出器を開発しています。LGADに高位置分解能機能を持たせるためには電極の細密化が必要ですが、AC結合電極を採用することで4次元検出器の実現に近づき、今回はその開発状況を発表したものです。
Tsukuba Global Science Week (TGSW) の宇宙史セッション「宇宙の進化と物質の起源」を、今年度もオンラインで開催しました。(セッション番号 5-9)
Early Afternoon Session (Chair: Fumihiko Ukegawa) | ||||
12:50-13:00 | Nario Kuno | TCHoU, Univ. Tsukuba | Opening | |
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13:00-13:30 | Tai Oshima | NAOJ | Probing the distant universe with the wide field of view sub-millimeter camera | |
13:30-14:10 | Yuji Takeuchi | TCHoU, Univ. Tsukuba | R&D of Hf-STJ as FIR single-photon spectrometer for COBAND | |
14:10-14:40 | Kazuyuki Kanaya | TCHoU, Univ. Tsukuba | Critical point in heavy-quark QCD at finite temperature | |
Late Afternoon Session (Chair: ShinIchi Esumi) | ||||
15:20-15:50 | Yuma Sugahara | Waseda Univ. / NAOJ | Emission line modeling of galaxies at Cosmic Dawn | |
15:50-16:30 | Yong-Hamb Kim | Center for Underground Phys., Inst. Basic Sci. | 0νββ Searches with Low-Temperature Thermal Calorimeters | |
16:30-17:00 | Sheng-Cai Shi | Purple Mountain Observatory, Chinese Academy of Sci. | Development of THz Astronomy in China | |
17:00-17:40 | Joachim Stroth | Frankfurt Univ. / GSI | Exploring the phase structure of QCD matter at high baryo-chemical potential with HADES and CBM | |
Evening Session (Chair: Kazuhiko Hara) | ||||
18:10-18:50 | Tatsuya Masubuchi | Univ. Tokyo | 10th Anniversary of the Higgs Boson Discovery ―What we learned in a decade― | |
18:50-19:20 | Kate Pattle | University College London | The Cold Universe: Science Highlights from the SCUBA-2 Camera | |
19:20-20:00 | Giuseppe Iacobucci | Univ. Geneve | Next generation silicon pixel detectors: towards picosecond timing | |
20:00-20:40 | Jiangyong Jia | Stony Brook Univ. / BNL | Imaging the nuclear structure and the initial condition of heavy ion collisions across nuclear chart | |
20:40-20:50 | Fumihiko Ukegawa | TCHoU, Univ. Tsukuba | Closing |
プレゼンスライドはTitleをクリックして下さい。
世話人:武内勇司
LBNL からNu Xu氏が来日され、筑波大で宇宙史研究セミナーを行ってもらう事になりました。
研究室1F201にて対面 + zoomオンライン接続のハイブリッド会議で行う予定ですが、対面参加人数により、別の部屋に移動する可能性がありますので、対面での参加予定の方は、江角まで1週間前位までにご連絡下さい。
世話人:江角晋一 (esumi.shinichi.gn [at] u.tsukuba.ac.jp)
七夕の日にあわせて、天文・宇宙の専門家による「第13回 天文宇宙の七夕講演会」を行います。最先端の研究内容を、一般の方にもわかりやすく解説していただきます。
13:30- | 野村 真理子 | (呉工業高等専門学校助教) | 「数値シミュレーションで迫る超巨大ブラックホールの謎」 | |
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15:00- | 高野 秀路 | (日本大学教授) | 「宇宙の物質を電波望遠鏡で見る! ~天文学、物理学、化学にまたがって~」 | |
16:30 | 終了 |
プレゼンスライドはTitleをクリックして下さい。
世話人: 久野成夫 (TEL: 029-853-5080, e-mail: kuno.nario.gt [at] u.tsukuba.ac.jp)
構成員会議・成果報告&交流会は、センターの活動状況と将来に向けての方針を構成員(構成教員+連携教員+構成研究員)で審議する場であるとともに、各分野の研究トピックスと最新成果を相互に共有し、融合研究の可能性を自由に議論・意見交換する場を目指しています。センター構成員は時間が許す限り参加をお願いします。なお、センター長による全体報告+審議以降の成果報告&交流会はセンター構成員以外にも公開です。
09:30-10:15 | 久野成夫 | センターの活動報告 | ||
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ここから公開(構成員以外の方は、これ以降にご参加ください。) | ||||
10:15-10:45 | 藏増嘉伸 | テンソル繰り込み群による(3+1)次元有限密度Z_2ゲージヒッグスモデルの 研究 | ||
10:45-11:10 | 本多俊介 | CMB偏光観測実験GroundBIRD (1) | ||
11:10-11:40 | 本多俊介 | CMB偏光観測実験GroundBIRD (2) | ||
11:40-12:10 | 足立宏幸 | 行列幾何とその進展 | ||
12:10-13:30 | lunch | |||
13:30-14:00 | 木下哲一 | (清水建設(株) 技術研究所) |
地球上で検出された短寿命r核Fe-60とPu-244 | |
14:00-14:30 | 中村浩二 | (KEK) | Study of electrode granularity for Pixel type AC-LGAD detector | |
14:30-15:00 | 福島 肇 | 星団形成の輻射流体シミュレーション | ||
15:00-15:15 | break | |||
15:15-15:45 | 金 信弘 | COBAND実験のための反射防止膜の開発 | ||
15:45-16:15 | Ashtosh Kumar Pandey | Femtoscopic study in high-energy heavy-ion collisions | ||
16:15-16:45 | 廣瀬茂輝 | ATLAS実験の最近の結果とRun3運転 | ||
16:45-17:00 | 受川史彦 | 終わりに |
世話人:武内勇司 tchou0624@hep.px.tsukuba.ac.jp
高校生を対象に、138億年の宇宙の歴史について解説しました。また、筑波大学宇宙史研究センターで行われている研究についても紹介しました。
5/28(土) | ||||
13:30-14:30 | 梅村雅之 教授 | ビッグバン宇宙論 | ||
14:45-15:45 | 原 和彦 准教授 | 素粒子の質量とヒッグス粒子 | ||
16:00-17:00 | 武内勇司 准教授 | 宇宙背景ニュートリノへの挑戦 | ||
5/29(日) | ||||
13:30-14:30 | 江角普一 教授 | 初期宇宙におけるQGP相転移 | ||
14:45-15:45 | 久野成夫 教授 | 星、銀河の誕生と進化 |
世話人: 久野成夫
2022/04/08のニュースで紹介したCDF実験グループによるWボソンの質量測定について、宇宙史研究センター・素粒子理論実験合同セミナーを開催します。
プレゼンスライドはTitleをクリックして下さい。
世話人:武内勇司 (takeuchi [at] hep.px.tsukuba.ac.jp), 浅野侑磨 (asano [at] het.ph.tsukuba.ac.jp)
素粒子構造研究部門の研究者の参加する国際共同実験グループ CDF Collaboration が,米国Fermi国立研究所における実験で、基本粒子のひとつであるWボソンの質量をこれまでの最高精度で測定しました。Wボソンは,素粒子のうち,力を伝える粒子(ゲージ・ボソン)に分類されるもののひとつで,Zボソンとともに,弱い相互作用を伝えます。Wボソンの質量を精密に決定することにより,他の素粒子の質量の情報と組み合わせて,素粒子の標準理論を検証することが可能です。今回の測定により,標準理論の予言からの有意なずれが観測されました。 [Science vol.376, issue 6589, pp.125, 2022/4/7]
詳細は https://hep-www.px.tsukuba.ac.jp/news/W-mass-2022/ を御覧ください。
標準理論を超えた基本法則の存在を示唆するこの成果は、2022/4/25のNHKニュース や 読売新聞(2022/4/8) などで紹介されました。
クォーク・核物質研究部門の研究者の野中俊宏助教が,2022年「八木浩輔クォークマターアワード(八木アワード)」を受賞しました。野中助教は,クォーク・核物質の相図における臨界点探索において、臨界点に敏感な観測量である「保存量分布のゆらぎ」の測定・補正手法を確立し、RHIC-STAR実験において臨界点の兆候を観測しました。これらの功績が認められ、この分野を代表したプレナリー講演を2022年に4月4-10日にポーランドで開催された国際会議 Quark Matter 2022において行いました。
八木アワードは、故 八木浩輔氏(筑波大学名誉教授)のご遺族から「原子核物理学の若手研究者育成の支援」の目的で理化学研究所 数理創造プログラム (RIKEN iTHEMS) に贈られた寄付金により2019年に創設されました。八木アワードの詳細は https://ithems.riken.jp/ja/about/yagi-award を御覧ください。
クォーク・核物質部門で主催する今年度のワークショップを下記の予定で開催しました。詳細は https://drive.google.com/file/d/1pxlGnjedXw9MKib3-gQyIuNAhuyayhaT/view?usp=sharing でご確認ください。
世話人:野中 俊宏
素粒子構造部門で主催する今年度のワークショップを下記の予定で開催しました。
プレゼンスライドは https://hep-www.px.tsukuba.ac.jp/TCHoU/DEP/index.html#202203ws で公開しています。
世話人:武内 勇司
光量子部門で主催する今年度のワークショップが下記の予定で開催され、活発な意見交換が行われました。
世話人:原 和彦
14:00-14:30 | 久野成夫 | 宇宙史研究センター全体活動報告 | ||
---|---|---|---|---|
14:30-14:45 | 久野成夫 | 南極天文学研究部門報告 | ||
14:45-15:00 | 武内勇司 | 素粒子構造研究部門報告 | ||
15:00-15:15 | 江角晋一 | クォーク・核物質研究部門報告 | ||
15:15-15:30 | 原 和彦 | 光量子計測開発部門報告 | ||
15:30-16:30 | 審議(非公開) |
前半の活動報告部分は、構成員に公開します。 また、運営協議会に合わせて各部門のワークショップが以下のように開催されます。
2022/03/16-24 | TCHoUワークショップ | |
3/16 10:00-14:35 | 南極天文学研究部門(非公開) | |
3/22 10:00-12:00 | 光量子計測開発部門 | |
3/23 13:30-18:15 | 素粒子構造研究部門 | |
3/24 10:30-18:00 | クォーク・核物質研究部門 |
世話人:久野成夫
南極天文学研究部門の橋本拓也助教らが、2021年度日本天文学会欧文研究報告論文賞を受賞しました。
受賞論文:"Big Three Dragons: Az=7.15 Lyman-break galaxy detected in [O III] 88 μm, [C II] 158 μm, and dust continuum with ALMA"
著者らは、アルマを用いて、約130億光年かなたの銀河から、世界で初めて酸素と炭素イオンの放つ輝線([OIII] 88 μm、[CII] 158 μm)、ならびに宇宙塵の熱放射を同時に検出することに成功しました。これによって、宇宙初期の銀河の詳細な性質を明らかにしました。
高エネルギー重イオン・QCD/Glasma/CGCに関する集中講議 原子核実験特講Ⅱ(0AJCD43,01BC413)「高エネルギー極限からみた相対論的重イオン衝突の物理」を、2/28(月)-3/2(水)10:00-11:30, 13:00--14:30, 15:00-16:30 (3/2は 15:30-) に、長崎総科大の板倉先生に行って頂きます。3日目の最後にあたる3月2日(水)の午後3時半から宇宙史研究セミナーとして「高エネルギー極限からみた相対論的重イオン衝突の物理」に関するセミナーを(同じZoom室で)行って頂きますので、お時間・ご興味のある方は、 是非ご参加ください。
講議の到達目標:高エネルギー重イオン衝突現象を高エネルギーの極限からみた理論的な側面について、その基本的な考え方を理解すること。とくに、高エネルギー極限で現れる物質の普遍的な描像である「カラーグラス凝縮」というグルーオン飽和状態に関する物理を理解し、それが重イオン衝突においてどのような役割を果たすのかを把握することを目指す。 (キーワード:高エネルギー重イオン衝突、量子色力学、グルーオン飽和現象)
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世話人:江角 晋一 (esumi.shinichi.gn [at] u.tsukuba.ac.jp)
集中講義の宇宙観測特講I「テラヘルツ天文学の展開 ー技術開発を中心にー」を担当していただいた松尾宏先生に、宇宙史セミナーをお願いしました。
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世話人:久野 成夫 (kuno.nario.gt [at] u.tsukuba.ac.jp)
大学院科目「宇宙史セミナー」(数理物質科学研究科 物理学専攻 博士前期課程)を、宇宙、素粒子、原子核の修士学生によるセミナー形式で開催します。異分野交流による活発な議論を目的としておりますので、時間のある方は議論に参加して頂ければ幸いです。時間は13時45分~で、Zoom接続情報はプログラム内に記載しております。
世話人:飯田崇史
構成員会議・成果報告&交流会は、センターの活動状況と将来に向けての方針を構成員(構成教員+連携教員+構成研究員)で審議する場であるとともに、各分野の研究トピックスと最新成果を相互に共有し、融合研究の可能性を自由に議論・意見交換する場を目指しています。センター構成員は時間が許す限り参加をお願いします。なお、センター長による全体報告+審議以降の成果報告&交流会はセンター構成員以外にも公開です。
09:30-10:10 | 久野成夫 | (筑波大) | センターの活動報告 | |
---|---|---|---|---|
ここから公開(構成員以外の方は、これ以降にご参加ください。) | ||||
10:15-10:45 | 渡辺展正 | (筑波大) | ラージNゲージ理論の部分閉じ込め | |
10:45-11:15 | 大野浩史 | (筑波大) | Quenched lattice QCD計算による高温媒質中での c/b クォーク | |
11:15-11:45 | 佐藤構二 | (筑波大) | ATLAS実験の最近の物理成果 | |
11:45-12:15 | 坂井真吾 | (筑波大) | LHC-ALICE実験からの最近の結果 | |
12:15-13:00 | lunch | |||
13:00-13:30 | 吉川耕司 | (筑波大) | 宇宙大規模構造形成における宇宙論的ニュートリノの数値シミュレーション | |
13:30-14:00 | 橋本拓也 | (筑波大) | 遠方銀河観測の最前線と次世代望遠鏡計画の展望 | |
14:00-14:30 | 鈴木伸司 | (筑波大) | 蓄積リングを用いたRIの質量測定に関する研究 | |
14:30-15:00 | break | |||
15:00-15:30 | 中村浩二 | (KEK) | 高輝度LHCでのATLAS内部飛跡検出器ITk用ピクセル検出器の設計と建設 | |
15:30-16:00 | 山田美帆 | (都立産業 技術高専) |
ILC用衝突点検出器の設計に向けたSOIピクセル検出器としての取り組み | |
16:00-16:30 | 武内勇司 | (筑波大) | COBAND実験のためのSTJ遠赤外単一光子検出器開発現状 | |
16:30-17:00 | 新田冬夢 | (筑波大) | 100GHz帯野辺山MKIDカメラの試験観測結果 | |
17:00-17:10 | 受川史彦 | (筑波大) | 終わりに |
世話人:江角晋一
We perform a numerical computation of the anomalous magnetic moment (g − 2) of the electron in QED by using the stochastic perturbation theory. Formulating QED on the lattice, we develop a method to calculate the coefficients of the perturbative series of g − 2 without the use of the Feynman diagrams. We demonstrate the feasibility of the method by performing a computation up to the α3 order and compare with the known results. This program provides us with a totally independent check of the results obtained by the Feynman diagrams and will be useful for the estimations of not-yet-calculated higher order values. This work provides an example of the application of the numerical stochastic perturbation theory to physical quantities, for which the external states have to be taken on-shell.
世話人:原 和彦
QCD相転移やQGP生成に関してモデル化を通して理論・実験の両方から理解を進めるために、本領域の先端の研究をされている方々に講演をしていただき、その議論を深めることを目的としたオンライン研究会を行う事になりましたので、ぜひご参加ください。周りの関連する研究を行なっている方々にもこの情報をお送りください。活発な議論を期待していますので、講演の進行を妨げない程度の質問は、講演の途中でも受け付けたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。
09:30-10:30 | 奈良 寧 | 国際教養大 | 流体からハドロンへ | |
---|---|---|---|---|
10:30-11:00 | 新井田 貴文 | 筑波大 | フローなど、ソフト測定 | |
11:00-12:00 | 金久保 優花 | 上智大 | パートンから流体へ | |
13:00-13:30 | 関畑 大貴 | 東京大 | 光子、レプトン対、ハード測定 | |
13:30-14:30 | 橘 保貴 | 国際教養大 | 流体+ジェット | |
14:30-15:00 | 八野 哲 | 広島大 | 重クォーク・クォーコニウム | |
15:00-15:30 | 轟木 貴人 | 筑波大 | 小さな系のフロー | |
16:00-16:30 | 村瀬 功一 | 京都大 | 流体と揺らぎ | |
16:30-17:00 | 北沢 正清 | 大阪大 | 揺らぎ+Lattice | |
17:00-17:30 | 野中 俊宏 | 筑波大 | 臨界点探索実験 |
世話人:江角晋一
例年全学的に行って来ましたTsukuba Global Science Week (TGSW)は、昨年度はコロナのためキャンセルとなりましたが、今年度は、宇宙史セッション「宇宙の進化と物質の起源」(セッション番号 4-11)をオンラインにて開催する事になりました。
南極天文学、素粒子構造、クォーク・核物質、光量子計測のそれぞれの分野における最近の研究を相互に理解し、今後の研究の進展や計画を議論するために、各分野における最先端の研究者を招待して、以下の日程で開催します。ヨーロッパからの講演者が多いので、土曜日の午後1時から夜9時にかけてオンラインにて行いました。
世話人:江角晋一
構成員会議・成果報告&交流会は、センターの活動状況と将来に向けての方針を構成員(構成教員+連携教員+構成研究員)で審議する場であるとともに、各分野の研究トピックスと最新成果を相互に共有し、融合研究の可能性を自由に議論・意見交換する場を目指しています。センター構成員は時間が許す限り参加をお願いします。なお、センター長による全体報告+審議以降の成果報告&交流会はセンター構成員以外にも公開です。
09:30-10:10 | 久野成夫 | センターの活動報告(全体) | ||
---|---|---|---|---|
ここから公開(構成員以外の方は、これ以降にご参加ください。) | ||||
10:10-10:40 | 浅野侑磨 | 超弦理論の有限温度数値シミュレーション | ||
10:40-11:10 | 大野浩史 | Cumulants of net baryon-number fluctuations from lattice QCD | ||
11:10-11:40 | 久野成夫 | 南極30cmサブミリ波望遠鏡計画 | ||
11:40-13:00 | lunch | |||
13:00-13:30 | 中村浩二 | (KEK) | 新型LGAD検出器が切り拓く次世代飛跡検出器 | |
13:30-14:00 | 飯田崇史 | COBANDプロジェクトにおける遠赤外光学系の開発 | ||
14:00-14:30 | 轟木貴人 | Small system flow at RHIC and LHC experiments | ||
14:30-15:00 | 荻原大樹 | 活動銀河核ジェットにおけるシンクロトロン放射電子の空間分布 | ||
15:20-15:50 | 廣瀬茂輝 | ATLAS実験からの最近の結果とRun 3実験に向けた準備状況 | ||
15:50-16:20 | 山口英斉 | (東大CNS) | CRIBの低エネルギー不安定核ビームを使った最近の天体核反応研究成果 | |
16:20-16:50 | 西堀俊幸 | (JAXA) | 超小型テラヘルツ波リモートセンシングのための基盤技術研究 | |
16:50-17:20 | 原 和彦 | 「宇宙線ミュー粒子を用いた福島第一原子炉の透視」を振り返って | ||
17:20-17:30 | 受川史彦 | まとめ |
世話人:久野成夫
センターへのメールアドレスが
TCHoU@tchou.tomonaga.tsukuba.ac.jp
に更新されました。
センターホームページのURLが
https://tchou.tomonaga.tsukuba.ac.jp/
に更新されました。
旧URLからのリンクの更新をお願いします。
令和3年度科学技術分野の文部科学大臣表彰で、宇宙史研究センターから、光量子計測器開発部門長の原和彦准教授が科学技術賞を、南極天文学研究部門の橋本拓也助教が若手科学者賞を、それぞれ受賞しました。
文部科学省リンク:「令和3年度科学技術分野の文部科学大臣表彰受賞者等の決定について」
原和彦博士は「素粒子実験半導体センサーの発展とその社会貢献」で、科学技術賞(科学技術振興部門)を受賞しました。
同氏は、シリコン検出器の開発を通じてUA2実験、CDF実験、ATLAS実験と最前線の素粒子実験を遂行し、W粒子、Z粒子、トップクォーク、ヒッグス粒子の発見やそれらの精密測定に貢献し、Google scholarのh指数で日本人最高の値(筑波大学調べ)を達成しました。また、素粒子実験の技術を用いて、福島第一原発1号炉から3号炉の燃料デブリの状況を宇宙線ミュー粒子を用いて観測しました。
橋本拓也博士は「電離炭素の輝線を用いた様々な最遠方銀河の観測的研究」で、若手科学者賞を受賞しました。
宇宙で最遠の銀河の観測は、銀河進化の理解や宇宙再電離現象の解明に重要ですが、宇宙年齢が10億年未満の時代にあった遠方銀河の分光観測では、新しい観測手法の確立が重要な課題でした。同氏は、二階電離した酸素が放つ輝線と、最高感度を誇るアルマ望遠鏡の組み合わせによって、新しい遠方銀河の観測手法を確立しました。また、国際共同研究チームを率い、史上最遠方となる132.8億光年かなたの銀河や、合体銀河として最遠方となる131億光年かなたの銀河の観測に成功しました。
3月26日発売のNewton 5月号の特集「理工系大学ランキング」で、クラリベイト社の論文被引用数データにもとづいた各分野の研究に強みをもつ日本の大学が紹介され、物理学分野で6位となった筑波大学の有力研究者として、受川史彦教授の名前が引用されました。
トップクォークの発見とヒッグス粒子の発見に参加した研究業績などが高く評価されたものです。
14:00-14:30 | 久野成夫 | 宇宙史研究センター全体活動報告 | ||
---|---|---|---|---|
14:30-14:45 | 久野成夫 | 南極天文学研究部門報告 | ||
14:45-15:00 | 武内勇司 | 素粒子構造研究部門報告 | ||
15:00-15:15 | 江角晋一 | クォーク・核物質研究部門報告 | ||
15:15-15:30 | 原 和彦 | 光量子計測開発部門報告 | ||
15:30-16:30 | 審議(非公開) |
前半の活動報告部分は、下記TCHoUワークショップと兼ねて一般に公開します。
世話人:江角晋一
宇宙史研究センター運営協議会と例年同時開催している部門ごとのワークショップを、今年度は全てオンラインで行いました。
3/23(火) 14:00-15:30 | 素粒子構造研究部門 (I) | |
3/25(木) 13:00-17:00 | 南極天文学研究部門 | |
3/29(月) 10:00-12:30 | 光量子計測開発部門(講演資料) | |
3/30(火) 9:30-17:30 | クォーク・核物質研究部門 | |
3/30(火) 13:30-16:40 | 素粒子構造研究部門 (II) |
世話人:江角晋一
御本人による自己紹介や、ヤフーにおけるAIなどを多用したサイエンスの取り組みを発表して頂きました。「企業がどのような活動をしているのか、皆さんはなんとなくのイメージはあると思いますが、入社後に実際の業務とのギャップを感じる人は多いです。この発表がヤフーに興味を持つきっかけになってもらえたらと思います。」
世話人:江角晋一
本研究会はTIAかけはしテーマ「究極の広帯域量子イメージセンサ実現を目指して」の調査研究の一環として実施致しました。 イメージャーとしての3D技術の発展につながればと考えております。
今回は非常事態宣言下でもあり、リモートでの開催となりました。
13:30-13:50 | はじめに | 倉知郁生 | KEK | |
---|---|---|---|---|
13:50-14:30 | 一般講演 | 高松誠一 | 東京大学 | 量子イメージセンサにむけた薄型MEMSデバイスの実装技術 |
14:30-15:10 | 一般講演 | 松前貴司 | 産総研 | 表面活性化常温接合を用いたデバイス基板/放熱器版の直接接合 |
15:30-16:10 | 招待講演 | 重川直輝 | 大阪市立大学 | 表面活性化法による異種半導体直接接合界面の電気特性と太陽電池応用 |
16:10-16:50 | 招待講演 | 前田辰郎 | 産総研 | 異種半導体材料の積層化およびデバイス集積化技術 |
16:50-17:15 | コーディネータ | 倉知郁生 | KEK | ディスカッション & おわりに |
世話人:原和彦
構成員会議・成果報告&交流会は、センターの活動状況と将来に向けての方針を構成員(構成教員+連携教員+構成研究員)で審議する場であるとともに、各分野の研究トピックスと最新成果を相互に共有し、融合研究の可能性を自由に議論・意見交換する場を目指しています。センター構成員は時間が許す限り参加をお願いします。なお、センター長による全体活動報告+審議以降の成果報告&交流会はセンター構成員以外にも公開です。
09:00-09:30 | 久野成夫 | 初めに・センター報告 | ||
---|---|---|---|---|
09:30-09:55 | 佐藤構二 | LHC実験での荷電ヒッグス粒子の探索 | ||
09:55-10:25 | 藏増嘉伸 | テンソル繰り込み群を用いたゼロ温度高密度領域におけるNJLモデルの カイラル相転移の解析 | ||
10:40-11:10 | Pranshu Mandal | Advantages of a wide Field-of-view camera for galaxy survey and its data reduction techniques | ||
11:10-11:40 | 武内勇司 | COBANDプロジェクトにおけるSTJ信号読出のための極低温SOI増幅器 の開発 | ||
11:40-12:10 | 新井田貴文 | 重イオン衝突における渦と偏極 | ||
13:30-14:00 | 中村浩二 | 高時間分解能検出器(LGAD)の細密電極化に関する開発 | ||
14:00-14:30 | 原 和彦 | ATLAS ITkストリップ型シリコン検出器の初期量産 | ||
14:30-15:00 | 徂徠和夫 | 銀河における星間ガス質量の高精度な導出 | ||
15:15-15:45 | 伊敷吾郎 | 行列正則化とその一般化について | ||
15:45-16:15 | 笹 公和 | 宇宙線生成核種分析による宇宙線イベントの研究 | ||
16:15-16:45 | 矢島秀伸 | 原始銀河団環境における大質量銀河と超巨大ブラックホール形成の研究 | ||
16:45-17:00 | 受川史彦 | 終わりに |
世話人:武内勇司
素粒子構造部門の飯田崇史助教が、東北大学金属材料研究所「第8回研究部共同利用・共同研究 若手萌芽研究最優秀賞」を受賞しました。この賞は、東北大学金属材料研究所の共同利用・共同研究で優れた成果を上げた若手研究者に対し、研究意欲を高め、更なる研究の展開を支援し、材料科学研究分野の発展に資することを目的として授与されるものです。
ニュートリノを放出しない二重ベータ崩壊の観測は、素粒子ニュートリノの本質に迫り、物質の起源解明に関わるため、現代物理学において非常に重要な研究です。もし発見されれば宇宙が反物質でなく、物質で形成されている事実を理論的に説明出来ます。この二重ベータ崩壊の探索には高いエネルギー分解能を持つ検出器が不可欠です。そのため、シンチレータ結晶材料開発に高い実績を持つ東北大学金属材料研究所の吉川研究室と共同で、二重ベータ崩壊原子核(48Ca, 96Zr, 160Gd等)を含み、かつ発光量が大きく分解能が高いシンチレータの開発を行いました。
その結果、CaI2というシンチレータの開発に成功し、一般に用いられるプラスチックシンチレータと比較して約10倍の大発光量(107,000 [ph./MeV])と高い分解能を達成しました。また、CaI2シンチレータにα線/γ線を照射し、その波形を調べることで、CaI2の高い粒子波形識別能を初めて明らかにしました。さらに、CaI2のヨウ素(I)を一部臭素(Br)に置き換えたCa(Brx,I1-x)2シンチレータの開発や、160Gdを含む(Ce0.005, La0.245, Gd0.75)2Si2O7 というシンチレータの性能評価を行いました。以上の研究成果とその将来性が高く評価され、今回の受賞に至りました。現在は、開発した結晶の実用化に向けた研究や、新たにZr含有シンチレータの開発および特性評価を進めています。
Vertex研究会( International Workshop on Vertex Detectors)は物理、工学分野における、主にシリコン半導体検出器の開発、建設、運用についての情報交換を目的とした主要な国際的研究会です。1992年以来毎年開催されてきたこの研究会は、COVID-19により今回はインターネットによるリモート会議になりました。
LHCでの4つの研究グループ、KEK-Belleグループからの現行検出器および増強についての報告に加え、モノリシック型検出器、時間測定検出器の2つのセッションを加えて4日間にわたり開催されました。最終日にはICFAの先端検出器開発パネルチェアのIan Shipsey教授からのトークもありました。
この研究会は光量子開発部門の原准教授がVERTEX2020組織委員会委員長を務め宇宙史研究センターが共催しました。
世話人:原和彦
構成員会議・成果報告&交流会は、センターの活動状況と将来に向けての方針を構成員(構成教員+連携教員+構成研究員)で審議する場であるとともに、各分野の研究トピックスと最新成果を相互に共有し、融合研究の可能性を自由に議論・意見交換する場を目指しています。センター構成員は時間が許す限り参加をお願いします。なお、センター長による全体活動報告+審議以降の成果報告&交流会はセンター構成員以外にも公開です。
09:00-09:30 | 久野成夫 | 初めに・センター報告 | ||
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09:30-10:00 | 廣瀬茂輝 | ATLAS実験 | ||
10:00-10:30 | 野中俊宏 | エネルギー走査と臨界点探索 | ||
10:45-11:15 | 新田冬夢 | NbTiN-Al MKIDアレイを用いた野辺山45m鏡用電波カメラの開発 | ||
11:15-11:45 | 原 和彦 | 4次元飛跡検出器の開発 | ||
11:45-12:15 | 近藤剛弘 | 紫外線照射で水素放出が誘起されるホウ化水素シート | ||
13:30-14:00 | 石橋延幸 | 超弦の場の理論 | ||
14:00-14:30 | 金谷和至 | グラジエントフローによるQGP熱力学 | ||
14:30-15:00 | 菊田智史 | 狭帯域フィルターによるLyα輝線撮像から探る銀河形成 | ||
15:15-15:45 | 吉田拓生 | (福井大) | COBAND実験のための遠赤外光源開発 | |
15:45-16:15 | 和田道治 | (KEK) | 宇宙元素合成と超重元素 | |
16:15-16:45 | 橋本拓也 | アルマ望遠鏡によって明らかにされたビッグバン後10億年未満の銀河の性質 | ||
16:45-17:00 | 受川史彦 | 終わりに |
世話人:江角晋一
当科学技術週間展示は、新型コロナ・ウイルス(COVID-19)流行の状況に鑑み、中止となりました。
宇宙史研究センターでは、暗黒物質、暗黒エネルギー、暗黒銀河など宇宙の歴史の暗黒部分を解明するために、素粒子・原子核・宇宙分野の研究者が連携して、ビッグバンが起こってから現在の宇宙が形成するまでを宇宙史として統一的に捉えた研究を推進しています。科学技術週間の出展として、宇宙背景ニュートリノ、南極天文学、クォークグルオンプラズマ、ヒッグス粒子、元素合成などの研究を、子供たちと大人が同時に楽しめるようにポスター展・装置展示などで紹介します。
世話人:久野成夫
定年退職した金谷前センター長にかわり、久野成夫教授が宇宙史研究センター長に就任しました。久野教授は、南極天文学研究部門長も兼務します。
当宇宙史セミナーと集中講義は、新型コロナ・ウイルス(COVID-19)流行の状況に鑑み、中止となりました。
2020年3月26日(月)10:10- 〜27日(火)10:10- に筑波大学(自然B118室)において開講される学類生・大学院生向けの集中講義(原子核物理学特別講義)「原子核物理学実験とストレンジネス原子核への拡張」の一環として、講師の齋藤武彦氏に、宇宙史セミナーとして、ストレンジクオークを含むストレンジネス原子核研究の概要と最近の動向、今後の計画等について講演をして頂きます。
世話人:江角晋一
12:30-13:30 | 金谷和至 | 宇宙史研究センター全体活動報告 | ||
---|---|---|---|---|
13:30-13:45 | 久野成夫 | 南極天文学研究部門報告 | ||
13:45-14:00 | 武内勇司 | 素粒子構造研究部門報告 | ||
14:00-14:15 | 江角晋一 | クォーク・核物質研究部門報告 | ||
14:15-14:30 | 原 和彦 | 光量子計測開発部門報告 | ||
14:30-14:45 | 休憩 | |||
14:45-16:00 | 審議 | ・センターの活動状況・運営状況について ・センターの将来計画について ・新年度のセンターの体制について ・その他 |
新型コロナ・ウイルス(COVID-19)流行の状況に鑑み、前半の活動報告の一般公開と夕方に予定していた懇親会は中止となりました。
世話人:江角晋一
当ワークショップは、新型コロナ・ウイルス(COVID-19)流行の状況に鑑み、中止となりました。
世話人:江角晋一
今後の科学・医療・産業分野における光・X線・荷電粒子等の量子イメージセンサでは、異種材料・複数素子による高感度化、微細画素大規模集積、高速画像取得、ダイナミックレンジ拡大などが求められています。これらの解決手段としては、縦方向に異種・複数材料の半導体素子を3次元集積する技術が有望です。
2020年1月27日に、つくば市国際会議場において、第4回 「3次元積層半導体量子イメージセンサ研究会」が開催されました。この研究会は、 筑波大学、KEK、産総研、東大による「TIAかけはし”3次元積層半導体量子イメージセンサの調査研究”」グループ(グループリーダーはセンター連携教員でもあるKEK倉知教授)が主催するものです。最新の半導体積層技術に関して3件の招待講演と3件の一般講演が企画され、本センターからは光量子部門の原准教授が最新の研究成果を発表しました。当日は企業からの参加者を多く集め、研究会後には会場近くで情報交換の場として懇親会がもたれました。
世話人:原和彦
2020年1月20-21日に筑波大学(第1エリア1F201室)においてSTAR実験の物理解析会議を行いますが、それに先立って、来日中のNuXu氏に、宇宙史セミナーとして、BNL-RHICにおける第2期ビームエネルギー走査実験とさらにその将来展望に関する講演をして頂きました。
世話人:江角晋一
世話人:武内勇司
世話人:江角晋一
本研究会では、南極テラヘルツ望遠鏡の実現に向け、地上大型望遠鏡が唯一手を出せていない波長領域であるテラヘルツ帯を利用して、どのような新しいサイエンスを展開できるかを議論しました。本研究会は、国立極地研究所研究集会として国立極地研究所のサポートを受けて開催されました。
世話人:久野成夫
世話人:中條達也
世話人:原 和彦
大学院生・学類4年生向けの物理学セミナーで、クォーク・核物質研究部門の新井田貴文助教が講義します。
11/27~1/29に開講される集中講義「ニュートリノの物理」の将来への展望部分として、講師の小汐由介准教授による宇宙史セミナーを開催しました。
世話人:飯田崇史
構成員会議・成果報告&交流会は、センターの活動状況と将来に向けての方針を構成員(構成教員+連携教員+構成研究員)で審議する場であるとともに、各分野の研究トピックスと最新成果を相互に共有し、融合研究の可能性を自由に議論・意見交換する場を目指しています。センター構成員は時間が許す限り参加をお願いします。なお、センター長による全体活動報告+審議以降の成果報告&交流会は一般に公開しました。
9:30-10:10 | 金谷和至 | センター活動報告(全体) | ||
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10:10-10:40 | Dragan Salak | (南極) | Galactic winds driven by star formation in the local Universe | |
10:40-11:10 | 齋藤弘雄 | (南極) | FUGINでみる銀河系における分子雲分布 | |
11:10-11:40 | Alex Wagner | (宇宙) | Galaxy Formation and AGN Feedback | |
11:40-13:00 | 昼食 | |||
13:00-13:30 | 原 和彦 | (光量子) | SOFIST, an SOI based pixel sensor for the ILC | |
13:30-14:00 | 倉知郁生 (KEK) | (光量子) | SOI-MOSFETでの特殊環境下動作への挑戦 | |
14:00-14:30 | 藏増嘉伸 | (QNM) | テンソルネットワーク法の素粒子物理学への応用 | |
14:30-14:50 | 休憩 | |||
14:50-15:20 | 山口由高 (理研) | (QNM) | RIBFにおける重イオン蓄積リング | |
15:20-15:50 | 武内勇司 | (素粒子) | COBAND実験 最近の進展:IBS/CUPでの Hf-STJ測定,他 | |
15:50-16:20 | 佐藤構二 | (素粒子) | ATLAS実験の最近の物理結果から | |
16:20-16:50 | 伊敷吾郎 | (素粒子) | 非可換空間上のDiffeomorphismとその近似的不変量 | |
16:50-17:00 | 受川史彦 | まとめ |
世話人:久野成夫
大学院生・学類4年生向けの物理学セミナーで、素粒子構造研究部門の武内准教授が講義されました。
世話人:受川史彦
「雙峰祭」の企画「つくば研究紹介」で、11/3 (日), 11/4 (月) の10:00-16:00 に、宇宙史研究センターの研究活動紹介(ブース展示)を行いました。
大学院生・学類4年生向けの物理学セミナーで、南極天文学研究部門のCA教員である徂徠和夫先生が講義されました。
宇宙史研究センターの2018年度活動報告書がまとまりました。"資料庫"をご覧ください。
高エネルギー重イオン衝突実験は、過去数十年にわたり高温・高密度・高エネルギーQCDに関する様々な実験成果を我々にもたらしてきました。2000年にBNL-RHICによって幕を開けたクォーク・グルーオン・プラズマ状態の本格的な実験的探索は、2010年に始まったCERN-LHCでの実験により劇的に精密化し、今後もRHIC・LHCに新しい加速器での将来実験が加わることで更に発展していくことが期待されます。
その一方、重イオン衝突実験は多種多様な観測量を駆使して衝突初期状態を探索する必要があり、初学者にとっては学ぶことが多く難解です。また、実験結果の理解には流体模型、格子QCD数値解析などの様々な研究手法の併用が必要となるうえ、重イオン衝突の物理は、高密度物質探索、相転移、強結合ゲージ理論、非平衡現象、強い場などのキーワードで中性子星の物理や素粒子・物性物理学の多様な研究領域と関連しており、経験を積んだ研究者にとっても全体像を適切に把握するのは容易ではありません。
本チュートリアル研究会では、主に重イオン衝突実験になじみの薄い学生・研究者を念頭に、この実験の基礎的概念を学び全体像を把握する場とすることを目指しました。特に、「よく見かけるあのグラフの縦軸・横軸はどういう物理量なのか」「その量を測定することで何が分かるのか」といった基本的な疑問から出発する講演を企画します。またそれと同時に、分野の動向を整理・議論する場を設けることで多くの研究者が現状を共有し今後の研究につなげる機会を作りました。
ハドロン・QCD物理分野のみならず、様々な分野の学生・研究者の皆さんの参加を得て、計25名の講師(筑波大からの、江角、中條、新井田、坂井、野中OBを含む)が、3日間に渡って、高エネルギー重イオン衝突の物理に関して、概観・基礎から、応用・最先端に渡るチュートリアル講義を行いました。
世話人:赤松幸尚(大阪大学)、板倉数記(KEK)、江尻信司(新潟大学)、江角晋一(筑波大)、大西明(京大基研)、小沢恭一郎(KEK)、北沢正清(大阪大学)、郡司卓(東大CNS)、志垣賢太(広島大学)、下村真弥 (奈良女子大)、中條達也(筑波大)、野中千穂(名古屋大学)、初田哲男(理研)、日高義将(理研)、平野哲文(上智大)、福嶋健二(東大)、藤井宏次(東大総)
世話人事務局:北沢正清(大阪大学)、郡司卓(東大CNS)
七夕の日にあわせて、一般の方(中学生以上)向けに天文・宇宙の専門家による講演会を行いました。最先端の研究内容をわかりやすく解説していただきました。
13:30- | 高水裕一 (筑波大研究員) | 「我々はどこからきたのか? 銀河への誘い」 | ||
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15:00- | 岡 朋治 (慶応大教授) | 「天の川で野良ブラックホールを探す」 |
世話人:久野成夫
超高温・高密度下におけるクォーク物質の物性を理論的・現象論的に探求する国際会議 XQCD 2019 を筑波大学で開催します。
世話人:江尻信司(新潟大)、大野浩史(筑波大、代表)、金谷和至(筑波大)、北澤正清(大阪大)、藏増嘉伸(筑波大)、谷口裕介(筑波大)、松古栄夫(KEK)
素粒子構造部門が参加しているCDF Collaboration が、D0 Collaborationとともに、ヨーロッパ物理学会の2019年高エネルギー素粒子物理学賞 (High Energy and Particle Physics Prize of the European Physical Society) を受賞しました。
この賞は1989年に創設され、2年毎に、高エネルギー物理学の実験、理論、もしくは技術領域における傑出した貢献を成した個人や共同研究グループに授与されます。受賞式は6月15日にEPS-HEPP Conference 2019, Ghent, Belgium において開催されます。
構成員会議・成果報告&交流会は、センターの活動状況と将来に向けての方針を構成員(構成教員+連携教員+構成研究員)で審議する場であるとともに、各分野の研究トピックスと最新成果を相互に共有し、融合研究の可能性を自由に議論・意見交換する場を目指しています。センター構成員は時間が許す限り参加をお願いします。なお、センター長による全体活動報告+審議以降の成果報告&交流会はセンター構成員以外にも公開です。
10:30-11:10 | 金谷和至 | センター活動報告(全体) | ||
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10:30-11:10 | 佐藤構二 | LHC ATLAS 実験 | ||
11:50-13:00 | 昼食 | |||
13:00-13:30 | 武内勇司 | COBAND実験に向けたSTJ+SOIアンプ開発現状と sub-GeV領域ダークマター粒子探索への応用 |
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13:35-14:05 | 高水裕一 | 宇宙論と原始重力波 | ||
14:10-14:30 | 久野成夫 | 南極天文学研究部門活動報告 | ||
14:35-15:05 | 村山洋佑 | Development of 109-pixel NbTiN/Al Hybrid MKID for 100-GHz band continuum observations |
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15:30-16:00 | 中條達也 | ALICE実験の現状とFocalアップグレード計画 | ||
16:05-16:35 | 西村俊二 (理研) | RIBFにおける宇宙元素合成 | ||
16:40-17:10 | 中村浩二 (KEK) | HL-LHC ATLAS実験の内部飛跡検出器に用いる半導体検出器 | ||
17:15-17:25 | 受川史彦 | まとめ | ||
18:00- | 飯田崇史 | BBQ @ 野性の森(現地集合、現地解散) |
世話人:受川史彦
会議終了後に打ち上げ及び懇親会として、筑波大学の野性の森で、バーベキューを開催しました。(飯田崇史)
世話人:受川史彦
昨年10月に筑波大学と全学交流協定を締結しているドイツHamburg大学より、今後の連携強化を目指して国際担当副学部長Ingenuin Gasser教授と国際部のGero Hemker氏が本学を訪問され、宇宙史研究センターを見学されました。センターからは、金谷センター長と受川副センター長が、センターの概要と研究活動を紹介しました。
Hamburg大学との研究と大学院教育の交流について、意見交換しました。
素粒子構造部門の金信弘特命教授が、成和記念財団「金萬有学術賞」を受賞しました。
この賞は在日コリアンの自然科学研究を対象に与えられるものです。受賞式は5月11日(土)に学士会館(東京)で開催されました。
宇宙史研究センターでは、暗黒物質、暗黒エネルギー、暗黒銀河など宇宙の歴史の暗黒部分を解明するために、素粒子・原子核・宇宙分野の研究者が連携して、ビッグバンが起こってから現在の宇宙が形成するまでを宇宙史として統一的に捉えた研究を推進しています。科学技術週間の出展として、宇宙背景ニュートリノ、南極天文学、クォークグルオンプラズマ、ヒッグス粒子、元素合成などの研究を、子供たちと大人が同時に楽しめるようにポスター展・装置展示などで紹介しました。
展示ポスター (クリックして拡大):
世話人:受川史彦
本学の海外リサーチユニット招致 PI 教員である Marco van Leeuwen 教授 (Nikhef, Utrecht U., CERN)、Thomas Peitzmann 教授 (Nikhef, Utrecht U.) の両氏が来日されているのを機に、以下のセミナーを行いました。
Marco van Leeuwen 氏は、現在、ALICE 実験の物理部会長の役職を務めておられます。今回、ALICE におけるQGP物理を中心にお話していただきました。
Thomas Peitzmann 氏は、光子を使ったQGP物性研究を長年続けられており、現在、ALICE FoCal 検出器アップグレードプロジェクトを牽引されています。今回、フォトンとQGPの物理について、詳しくお話していただきました。
世話人:中條達也
「光・量子計測」は、TIA5機関の高度な光・量子計測技術の力を結集し、新しい科学と産業の創成を目指しています。高性能な光・量子発生技術開発、光・量子検出器と先端的計測技術法開発、および光・量子ビーム利用による基礎物性研究を推進しています。 「光・量子計測」が推進している研究・開発の現状と成果を広く知っていただくため、「第4回 TIA光・量子計測シンポジウム」を開催いたします。
招待講演に引き続き、ポスター発表があります。
参加申し込みや最新のプログラムなどの詳細は、シンポジウムのホームページを御覧ください。
世話人:原 和彦
LHC, RHIC 加速器エネルギー領域における前方物理とカロリメータ検出器に関する国際ワークショップを、筑波大学 計算科学研究センターにて、3月7日〜9日に行いました。
The first part of the workshop covers the forward physics at high energy in general, and the second part is more focused on the technical aspects on FoCal detector in ALICE.
Contact: Assi.Prof. Tatsuya Chujo
大阪大学の北澤正清先生による、格子QCDによる輸送係数計算に関する集中セミナーを開催しました。
世話人:金谷和至
前半の活動報告部分は、下記TCHoUワークショップと兼ねて一般に公開しました。
世話人:金谷和至
TCHoUをハブとした宇宙史研究の国内外連携の強化を目指して、第1回TCHoUワークショップを開催しました。
詳細はworkshop websiteをご覧ください。
南極天文学 | |||
素粒子構造 | |||
クォーク・核物質 | |||
光量子計測器 | |||
世話人:武内勇司
TIA連携プログラム探索推進事業「かけはし」で推進している第3回3次元積層半導体量子イメージセンサー研究会が1/28 EPOCAL で開催されます。
今後の科学・医療・産業分野における光・X線・荷電粒子等の量子イメージセンサでは、異種材料・複数素子による高感度化、微細画素大規模集積、高速画像取得、ダイナミックレンジ拡大などが求められています。これらの解決手段としては、縦方向に異種・複数材料の半導体素子を3次元集積する技術が有望です。本研究会では、TIA「かけはし」事業に採択された“3次元積層半導体量子イメージセンサの調査研究”活動の一環として、最新の3次元積層技術、量子イメージングセンサー技術を持ち寄り今後の研究開発方向に関する議論を行います。
プログラムは、ホームページを参照。
世話人:原 和彦
世話人:武内勇司
世話人:受川史彦
世話人:江角晋一
光量子計測器開発部門と日米科学技術協力の主催により、標記ワークショップを筑波大学で東京キャンパスで開催しました。
30psの時間分解能をもつ半導体検出器LGADが実現されました。このような検出器を今後どのように開発し、応用できるかのワークショップです。会議にはToF-PETとしての応用例のトークやATLAS関係者のトークも行われました。
世話人:原和彦
大学院共通科目「宇宙の歴史」を開講します。今年度のプログラムは、ポスターをご覧ください。
世話人:江角晋一
宇宙史研究センターの2018年度第2回構成員会議+2018年度前期成果報告&交流会を開催しました。 センターの活動状況報告と将来に向けての方針を審議する場であるとともに、各分野の研究トピックスと最新成果を相互に共有し、融合研究の可能性を自由に議論・意見交換する場を目指しています。
世話人:江角晋一
大学院科目「宇宙史セミナー」(数理物質科学研究科 物理学専攻 博士前期課程)として、宇宙史研究の最先端を、修士学生の研究発表を通じて紹介し、研究指導する教員を交えた検討会を実施します。今年度のプログラムは、ポスターをご覧ください。
世話人:原和彦
世話人:江角晋一
宇宙史研究センターの2017年度活動報告書がまとまりました。 "資料庫"をご覧ください。
「雙峰祭」の企画「つくば研究紹介」で、11/3 (土), 11/4 (日) の10:00-16:00 に、宇宙史研究センターの研究活動紹介(ブース展示)を行いました。
素粒子構造研究部門のヒッグス研究プロジェクトに参加し、2018年3月に本学数理物質科学研究科を卒業した本多俊介氏(現、京都大学博士研究員)の博士論文 “Search for the Higgs Boson Produced in Association with Top Quarks and Decaying into Bottom Quarks with the ATLAS Detector”(指導教員:原准教授)が、第13回(2019年)日本物理学会若手奨励賞を受賞しました。
この論文は、ヨーロッパのセルン研究所で行っているアトラス実験において発見されたヒッグス粒子が、トップクォークにも質量を与えていることを実験的に初めて検証したものです。この研究は、ヒッグス粒子は力を伝えるボーズ粒子のみならずクォークなど物質を構成するフェルミ粒子にも質量を与える、つまり「ヒッグス粒子は万物の質量の起源である」という素粒子の標準模型における仮定の正しさを確立するための大きな実験結果です。アトラス実験は引き続きトップクォーク以外の粒子にも質量を与えるかの研究を進めています
国際会議 Tsukuba Global Science Week 2018 に引き続き、各部門のinformal meetingを開催します。興味のある方は是非ご参加下さい。
国際会議 Tsukuba Global Science Week 2018 の Session 8-9 として、第5回国際ワークショップ「宇宙進化と物質起源」(5th International Workshop on "Universe Evolution and Matter Origin")を開催します。
宇宙の歴史に関する様々な自然科学分野に渡る謎を解き明かすために、筑波大学宇宙史研究センターの4研究部門(南極天文学部門、素粒子構造研究部門、クォーク・核物質研究部門、光量子計測器開発部門)では、宇宙物理学、素粒子物理学、原子核物理学を融合し、実験的・理論的な手段・方法により協調し、宇宙史を統一的に理解するために共同研究を行っています。本セッションは、人類の知識が未だおよんでいない暗黒物質・暗黒エネルギー・暗黒銀河等の探索と、物質創成・相転移・構造発生とそれらの揺らぎ・進化・発展に関して、これまでの研究成果を互いに報告し、今後の研究計画の検討および分野を超えた議論を行う事を目的とした合同ワークショップです。各研究部門の研究分野における主要な外部研究協力者による招待講演と、各研究部門内の研究者によるこれまでの研究成果報告及び今後の研究計画に関する講演が行われました。
世話人:久野成夫
世話人:飯田崇史
七夕の日にあわせて、一般の方(中学生以上)向けに天文・宇宙の専門家による講演会を行いました。最先端の研究内容をわかりやすく解説していただきました。
13:30- | 大須賀健 (筑波大教授) | 「謎の天体、ブラックボールに迫る!」 | ||
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15:00- | 徂徠和夫 (北大准教授、 筑波大准教授) | 「電波望遠鏡で探る銀河 -- 最新の写真集が明かす銀河の姿 --」 |
世話人:久野成夫
宇宙史研究センターの第1回構成員会議+2017年度成果報告会を開催しました。 センターの状況報告ののち、朝永センターとしての構成員会議を開催し、センターの現状と方向性について審議しました。 その後、引き続いて、構成員による成果報告会(センター構成員以外にも公開)を開催しました。 研究のトピックスと最新成果を相互に共有し、融合研究の可能性を議論する場として、活発な議論と意見交換が行われました。
宇宙史研究センターでは、暗黒物質、暗黒エネルギー、暗黒銀河など宇宙の歴史の暗黒部分を解明するために、素粒子・原子核・宇宙分野の研究者が連携して、ビッグバンが起こってから現在の宇宙が形成するまでを宇宙史として統一的に捉えた研究を推進しています。科学技術週間の出展として、宇宙背景ニュートリノ、南極天文学、クォークグルオンプラズマ、ヒッグス粒子、元素合成などの研究を、子供たちと大人が同時に楽しめるように ポスター展・装置展示・ビデオ上映で紹介しました。
世話人:受川史彦
クォーク・核物質研究部門のOliver Busch助教が、2018年3月31日に、インフルエンザからの肺炎により、入院先のドイツ・マンハイムの病院で急逝されました。 41歳でした。
2014年に筑波大学国際テニュアトラック助教として採用されて以降、派遣先のドイツ・ハイデルベルク大学との国際共同研究で、CERN ALICE実験によるクォーク・グルオン・プラズマの検出実験に活躍され、学生の指導にも大きな貢献をしてこられました。テニュアを獲得し、今年度からつくばに拠点を移す予定でした。 謹んでご冥福をお祈りいたします。
南極天文学研究部門長の中井直正教授が、平成30年3月末を持って、関西学院大学に転出されることになりました。 南極天文学研究部門長の後任には、久野成夫教授が就任しました。 中井直正教授とは、今後も密接に連携して南極天文台プロジェクトを推進します。
宇宙史研究センターの国際融合研究ハブとしての活動の一環として、宇宙史国際シンポジウムを、センター発足記念式典と兼ねて、2018年3月26日、27日に筑波大学で開催しました。
第1日は、永田学長による挨拶に始まり、センター長・部門長によるセンター紹介と、招待講演者による講演が行われました。夕方には懇親会が開かれました。 第2日には、3つの研究分野に分かれてのパラレルセッションと、光量子検測器開発部門主催による合同セッションで、活発な議論が行われました。
プレゼンスライドやシンポジウムの詳細は、シンポジウム ホームページを御覧ください。
世話人:受川史彦
宇宙史研究センター クォーク・核物質研究部門で推進しているクォーク・グルオン・プラズマ研究と国際的教育連携を促進するために、 ユトレヒト大学 サブアトミック物理学研究機構(オランダ)に関する数理物質系・海外教育研究ユニット招致 (CiC) を行うことになりました。
その発足にあたり、キックオフシンポジウムを開催しました。 また、3/8 (木) 9:00 - 10:00 の時間帯では、数理物質系とユトレヒト大学との部局間協定調印式を行いました。
世話人: 三明康郎、中條達也
米国Wayne州立大学でRHIC-STAR実験においても大活躍中の(筑波大出身の) 新井田さんに筑波大で、以下のように宇宙史研究セミナーをしてもらいました。 その週の金曜日夕方には、上智大学でも セミナーを行われる予定ですが、こちらではもっと時間をとって(2部構成で) じっくり話してもらいました。
世話人:江角晋一
高エネ研の齊藤直人氏による宇宙史研究セミナーを以下のように行いますので、興味のある方は是非ご参加ください。
これは、2/13(火)~2/15(木)に自D413で齊藤直人氏により行われた集中講義「J-PARCにおける基礎科学と産業利用」の一部を、宇宙史セミナー として行っていただいたものです。
世話人:三明康郎、江角晋一
第3回TIA光・量子計測シンポジウム「光・量子が繋ぐTIA計測連携~新しい科学と産業の創生をめざして~」が2018年2月7日につくば国際会議場で開催されました。3名の招待講演者 三尾典克東大教授「重力波天文学の幕開け」、寺西信一静大特任教授「イメージセンサが切り開く世界」、末永和知産総研主席研究員「電子顕微鏡と電子線分光を用いた最先端計測技術」に加え、多くのポスター発表が行われました。
最新のプログラム等の詳細は、シンポジウムのホームページを御覧ください。
朝永センターとして、最初の運営協議会を開催しました。前半は、センター構成教員ほかに公開して、2017年10月のセンター設立から現在に至る活動報告を行いました。
素粒子構造研究部門連携教員の松浦周二教授による宇宙史セミナーを開催しました。 1/24~1/26には、松浦氏の集中講義「宇宙赤外線背景放射でさぐる天体の起源と進化」も開講されました。
世話人:武内勇司
素粒子構造研究部門のKim Soo-Bong教授による宇宙史セミナーを開催しました。
世話人:金信弘
世話人:金信弘
クォーク・グルオン・プラズマと臨界端点の研究に関する宇宙史ミニ・ワークショップを開催しました。
世話人:江角晋一
クォーク・核物質部門の佐甲博之教授(原研クロスアポイントメント)による物理学セミナー(理工学群物理学類)が行われました。(案内)
朝永センターセミナー室(人社B108)のテレビ会議システムを、6拠点までのハブとなれる最新機種に更新しました。 また、人社B106を小会議室として整備し、旧テレビ会議システムを移設しました。
「雙峰祭」の企画「つくば研究紹介」で、11/4 (土), 11/5 (日) の10:00-16:00 に、宇宙史研究センターの研究活動紹介(ブース展示)を行いました。
世話人:受川史彦
センター外からの運営協議員に、小林秀行教授(国立天文台副台長)、新井康夫教授(高エネルギー加速器研究機構 素粒子原子核研究所)、櫻井鉄也教授(筑波大学システム情報系 人工知能科学センター長)、梅村雅之教授(筑波大学計算科学研究センター長)、伊藤雅英教授(筑波大学数理物質系長)に就任していただきました。
先生方には、運営協議会で、センターの運営方針、事業実施状況の点検、評価等の 管理運営面における重要事項に対して指導、助言をしていただくことをお願いしています。
数理物質系に所属する数理物質融合科学センター(CiRfSE)と学際物質科学研究センター(TIMS)は、平成29年9月末日を持って閉じ、平成29年10月1日に、図に示す形で拡充改組・再編して、宇宙史研究センター(Tomonaga Center for the History of the Universe: TCHoU)とエネルギー物質科学研究センター(Tsukuba Research Center for Energy Materials Science: TREMS)を設立することになりました。 これは、宇宙史分野とエネルギー物質科学分野でそれぞれ進められている国際共同研究拠点形成を加速するために、それぞれの研究ミッションに集中した独立センターとすることにより、研究拠点としての国際的視認性を上げ、ハブとしての求心力を強化することを目的としています。
「宇宙史研究センター (Tomonaga Center for the History of the Universe: TCHoU)」は、CiRfSE宇宙史国際研究拠点と光量子計測器開発推進室を核として、計算科学研究センター(CCS)との密接な連携のもと、宇宙史研究の国際共同研究拠点をめざしています。
「エネルギー物質科学研究センター (Tsukuba Research Center for Energy Materials Science: TREMS)」は、科学と技術とのシームレスな接続による“物質科学の社会還元”を戦略的に推進するために、CiRfSE環境エネルギー材料研究拠点と学際物質科学研究センター及びパワーエレクトロニクス寄付講座を統合して、物質創成、材料科学に重点をおいた環境エネルギー材料研究拠点をめざしています。
また、数理物質融合科学センター 数理科学研究推進室を発展させて、「数理科学研究コア (Research Core for Mathematical Sciences: RCMS)」を数理物質系に設置します。
これは、外部機関との連携強化による社会還元型研究の推進と、データ解析の基本的知識を有し、ビッグデータやAI等の新しい課題の発見・解決に活用できるような若手人材の育成をめざしています。
さらに、数理物質融合科学センターで推進して来た融合研究推進に向けた取り組みを引き継ぎ、上記新センター・コアと、系内のその他の研究グループ、学内の計算科学研究センター、藻類バイオマ ス・エネルギー開発研究センター、人工知能科学センター等の研究組織、学外のTIA、AIST、NIMS、KEK、RIKEN などの機関・企業との密接で協奏的な連携体制を実現し、融合研究の創出戦略の策定を企画・推進する為に、「数理物質系融合研究企画室」を設置します。
宇宙史研究センターでは、文部科学省の卓越研究員事業に基づき,テニュアトラック教員(准教授もしくは助教)1名を公募いたします。
この公募では、宇宙史研究センターと数理物質系の次世代の中核教員として宇宙史融合研究をさらに展開させ、分野融合の求心力と国際的研究連携のハブとしての機能を強化するために、広い視点から実験的アプローチと理論的アプローチにまたがる宇宙史融合研究を先導できる准教授もしくは助教を、宇宙の創生から生命の起源まで、分野を狭く限定せず募集します。
専門とする分野(物理学,天文学,化学など)で卓越した能力と実績を持ちつつ、自らの研究を「宇宙史研究」の文脈で適切に位置づけ、宇宙史研究センターの研究アクティビティー向上に大きく貢献できる若手研究者を求めています。例えば、素粒子と時空構造の背後にある新たな原理、物質と相互作用の創生と進化、宇宙大域構造の発生と星・銀河の進化、宇宙の化学進化と生命の起源などの研究テーマを探索・探求すると同時に、宇宙史の広い視野から、その成果を展開した新たな融合研究を展望できる柔軟性を備えた人物を募集します。
原則的に独立した研究を展開していただきますが、その専門に関連した宇宙史研究センターのいずれかの研究部門(素粒子構造研究部門、クォーク・核物質研究部門、南極天文学研究部門)と、数理物質系の最も適切と思われる域(物理学域、化学域など)にも所属し、それらの研究アクティビティーと接合した広い意味の宇宙史融合研究の推進への参加も期待します。
詳しくは、http://www.tsukuba.ac.jp/update/jobs/#takuetsukenkyuuin もしくはJREC-IN Portal D119030143 をご覧ください。
本公募は卓越研究員のプロセスを用いて選考を行うことに留意いただき、必ず本学と卓越研究員事業の両方に応募していただけるようお願いいたします。卓越研究員については、http://www.mext.go.jp/a_menu/jinzai/takuetsu/ をご覧ください。
本公募は締め切りました。
♣ これ以前のニュース/アナウンスメントは、数理物質融合科学センターのニュースコーナーを御覧ください。
♣ 最新のニュース/アナウンスメントは、トップページのニュースコーナーを御覧ください。